家族割の額だけを見て選ぶと損をします。家族割と光セット割は併用できない会社があり、しかも光セット割のほうが大きいから。 全16ブランドの公式サイト・提供条件書を2026年7月21日に確認しました。
①家族割があるのは5社(UQ mobile・Y!mobile・楽天モバイル・IIJmio・mineo)。 ahamo・povo2.0・LINEMOは公式に「無い」と明記しています。 ②UQ mobileとY!mobileは家族割と光セット割を併用できず、光セット割のほうが額が大きいため、 自宅に対象のネット回線がある家庭では家族割は実質的に意味がありません。 ③家族割が無い会社でも、1契約を家族で分け合えるシェアプランなら追加1人あたり月¥220から増やせるため、家族割より効果が大きくなります(2026年7月21日時点・各社公式で確認)。
どちらも条件を満たしても、適用されるのは一方だけです。しかも優先されるのは額の大きい光セット割のほうなので、 家族割の額を基準に会社を選ぶと判断を誤ります。
UQ mobile両方の条件を満たした場合、セット割が優先して適用されます。 自宅のネット回線が対象なら、家族割の¥550は加算されません。
Y!mobile両方の条件を満たした場合、セット割が優先して適用されます。 自宅のネット回線が対象なら、家族割の¥1,100は加算されません。
逆に言えば、自宅のネット回線が対象外の家庭では家族割が効きます。 まず自宅の回線を確認してから、どちらの割引を前提に比較するかを決めてください。
家族割は1人あたり月55〜1,100円の割引ですが、1契約に家族のSIMをぶら下げる方式なら、 2人目以降は追加SIMの料金だけで増やせます。データ容量も家族で共有します。
| ブランド | 仕組み | 最大枚数 | 追加1人音声つき | 追加1人データのみ | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
イオンモバイル | シェアプラン | 8枚 | 月¥220 | 月¥220 | 公式 |
BB.exciteモバイル | 複数SIMプラン | 5枚 | 月¥528 | 月¥220 | 公式 |
BIGLOBEモバイル | シェアSIM | 5枚 | 月¥990 | 月¥220 | 公式 |
※ 上記は追加SIM1枚あたりの料金で、これとは別に主回線のプラン料金(データ容量分)がかかります。 容量は家族全員で分け合う形になるため、1人あたりの使用量が少ない家庭ほど有利です。 ※ いずれも1契約に複数SIMをぶら下げる方式のため、名義は代表者1人にまとまります。 家族それぞれが自分名義で契約したい場合には向きません。
○=家族割あり / △=家族割は無いが1契約を分け合える / ×=なし。 金額は税込・月額です(2026年7月21日時点)。
| ブランド | 家族割 | 名称 | 割引額 | 1回線目 | 別居 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
Y!mobile | ○ 家族割あり | 家族割引サービス | 月¥1,100 | 2回線目〜 | 可 | 公式 |
UQ mobile | ○ 家族割あり | 家族セット割 | 月¥550 | 割引あり | 可 | 公式 |
楽天モバイル | ○ 家族割あり | 最強家族割 | 月¥110 | 割引あり | 可 | 公式 |
IIJmio | ○ 家族割あり | 家族割引 | 月¥100 | 割引あり | 可 | 公式 |
mineo | ○ 家族割あり | 家族割引 | 月¥55 | 割引あり | 可 | 公式 |
BIGLOBEモバイル | △ 分け合える | モバイル複数回線割 | 月¥220 | 2回線目〜 | 可 | 公式 |
イオンモバイル | △ 分け合える | シェア音声プラン | — | — | — | 公式 |
BB.exciteモバイル | △ 分け合える | 複数SIMシェア | — | — | — | 公式 |
ahamo | × なし | — | — | — | — | 公式 |
povo2.0 | × なし | — | — | — | — | 公式 |
LINEMO | × なし | — | — | — | — | 公式 |
NUROモバイル | × なし | — | — | — | — | 公式 |
LIBMO | × なし | — | — | — | 可 | 公式 |
J:COMモバイル | × なし | — | — | — | — | 公式 |
HISモバイル | × なし | — | — | — | — | 公式 |
日本通信SIM | × なし | — | — | — | — | 公式 |
※ 推測で埋めず、公式に記載が確認できなかった項目は「—」のままにしています。 ※ 家族割は条件つきの割引のため、当サイトの実質月額(比較表・ランキング)には反映していません。 割引なしの純額で比較したうえで、この表の割引額を差し引いてご検討ください。
割引額よりも、対象プラン・申し込みの要否・主回線を解約したときの扱いで損が出ます。
UQ mobile/ 家族セット割対象プランに入っている家族が、それぞれ月550円割引になります(2回線目以降だけでなく全員が対象)。2025年7月1日の改定で別居の家族も対象になりました。ただし別姓・別住所の場合は店頭での手続きと家族関係を証明する書類が必要です。同住所・同姓なら書類は要りません。UQ回線で合計10回線まで。申し込みが必要で、適用は申込の翌月からです。
主回線を解約した場合: UQの公式には主回線・副回線という区別の記載がなく、各回線が条件を満たすかどうかで判定されます。そのため「主回線を解約すると全員の割引が消える」という仕組みは公式には確認できませんでした。
出典: UQ mobile公式
Y!mobile/ 家族割引サービス2回線目以降が月1,100円割引になります(シンプル3・シンプル2の場合)。1回線目は割引されないため、2回線だけなら世帯全体で1,100円の割引です。血縁・婚姻の家族なら離れて暮らしていても対象で、親等の条件もありません。同住所であれば別姓でも組めます。一人で複数回線を持つ場合にも使えます。主回線1回線につき副回線9回線まで。申し込みが必要で、家族確認書類と主回線契約者の同意が要ります。
主回線を解約した場合: 主回線を解約すると、その月をもって割引全体が終了し、翌月から副回線に通常料金が発生します(副回線側の解約なら、その回線だけが対象外になり他は継続)。家族の中で誰を主回線にするかは、解約の可能性が低い人にしておくと安全です。
出典: Y!mobile公式
楽天モバイル/ 最強家族割家族全員がそれぞれ月110円割引になります(1回線目も対象)。2025年11月18日に「最強家族プログラム」から名称が変わりました。2024年4月10日以降は親戚・事実婚・同性パートナーも対象で、離れて暮らす家族も組めます。20回線まで。代表者が「my 楽天モバイル」アプリでグループを作り、招待リンクで家族が参加します(Web版でのグループ作成は終了しています)。割引額は他社より小さいものの、条件が最も緩いのが特徴です。
出典: 楽天モバイル公式
IIJmio/ 家族割引同じmioIDで音声SIMを2回線以上持っていると、対象の全回線が月100円ずつ割引になります(2024年10月開始の常設特典)。さらにデータシェア(最大10回線・無料)で余ったギガを分け合え、同じmioID内の音声SIM同士の通話は20%引きの8.8円/30秒になります。ただしいずれも「同じmioID=同じ名義」が条件で、家族が別々に契約していると使えません。1人が家族分をまとめて契約する形になります(親族でなくても離れて暮らしていても可)。案内メールの受信をOFFにすると割引が外れる点に注意してください。
出典: IIJmio公式
mineo/ 家族割引1〜2回線目は各55円引き、3回線目以降(デュアルタイプ)は各165円引きです。最大の強みは別名義でも組めること ─ 主回線者から三親等以内(親子・夫婦・祖父母・孫・兄弟姉妹・叔父叔母など)であれば、別姓でも別居でも対象で、同性パートナー・事実婚も含まれます。別名義の場合は住所等の証明書類のアップロードが必要です。パケットシェア(最大10回線)で繰り越し分を分け合え、パケットギフトなら別名義のmineoユーザーにもギガを渡せます。マイそくスーパーライトは対象外です。
出典: mineo公式
イオンモバイル/ シェア音声プラン家族割はありません(公式FAQに「家族割引はございませんが、シェアプランをご利用いただくことで、おひとりで契約いただくよりも安価にご利用いただけます」と明記)。代わりに1契約を最大8枚のSIMで分け合えます。公式の試算では9GBを3人で使うと月2,508円=1人あたり836円。家族割の数百円という次元ではなく、1人あたりの単価そのものが下がるのが特徴です。1契約に複数SIMをぶら下げる方式なので、名義は1人にまとまります。
出典: イオンモバイル公式
BB.exciteモバイル/ 複数SIMシェア家族割はありませんが、1契約で最大5枚のSIMがデータ容量を共有できます。追加SIMは音声つきで1枚528円と安く、公式の試算ではFlat 30GBを3人で分けると1人あたり月821円(セット割適用後)。BB.excite光を同じメンバーIDで契約していれば「家族まるごとセット割」で音声SIM1枚あたり220円引き(最大5枚=1,100円)になります。セット割の対象は音声SIMのみです。
出典: BB.exciteモバイル公式
BIGLOBEモバイル/ モバイル複数回線割従来の「BIGLOBE家族割」(2回線目以降200円引き)は2026年7月31日で終了し、8月1日から「モバイル複数回線割」に切り替わります。新制度の割引額は(BIGLOBEモバイルの契約数+BIGLOBE WiMAXの契約数−1)×220円で、手続き不要の自動適用です。別途「モバイル固定回線割」(固定回線併用で220円)もあります。家族会員は別名義・別住所でも登録でき(生計を同じくしていることが条件)、1名につき最大4名まで。シェアSIMを使えば主回線の容量を最大4枚まで分け合えます(データ220円/音声990円)が、シェアSIMは割引の契約数にはカウントされません。
出典: BIGLOBEモバイル公式
いいえ。家族割は月55〜1,100円ですが、そもそもの料金差はそれより大きいことが珍しくありません。 割引の有無ではなく、割引後の金額どうしで比べてください。
ahamo公式FAQに「ahamoは、家族契約による割引はありません」と明記されています。家族間の通話も無料にはならず、通常どおり5分無料・超過22円/30秒です。ただしドコモの「ファミリー割引」グループには入ることができ、「みんなドコモ割」の回線数としてカウントされます。ahamo回線自体は安くなりませんが、同じグループにいるeximo等の家族回線が最大1,100円安くなります。家族にドコモ本体の契約者がいる場合は、グループに入れておくと世帯全体では得になります。
出典: ahamo公式
povo2.0家族割はありません。auやUQ mobileからpovo2.0へ移ると、家族割プラス・家族セット割・自宅セット割はいずれも適用対象外になります(公式の移行注意事項に明記)。家族間の通話割引も、請求をまとめる仕組みもありません。povo2.0は「家族でまとめる」発想の外にあるブランドで、1人ずつ最適化する使い方に向いています。
出典: povo2.0公式
LINEMO公式FAQに「家族割引サービスのご提供はありません。ソフトバンク、ワイモバイルとのブランドを跨いだ家族割引サービスのご提供もありません」と明記されています。おうち割 光セット(A)の対象プランにもLINEMOは含まれていません。同一名義で複数回線を契約すること自体はできますが、割引は付きません。
出典: LINEMO公式
NUROモバイル家族割はありません。公式はむしろ「家族割などの複雑な条件なしで音声通話つきSIMが月792円から」と、条件を付けないことを訴求しています。ただしNURO光を使っている家庭には「NURO 光会員モバイル割」があり、各プランが約490円引きになります(利用開始月を除く36カ月間・同一名義または同一世帯で5件まで・要申込)。パケットギフトを使えば、家族でも友人でも、回線種別が違ってもギガを渡せます。
出典: NUROモバイル公式
LIBMO家族割はありませんが、光回線・CATVとのセット割が家族に効きます。「LIBMO×光セット割」は1回線あたり220円引きで、光1契約につき最大5回線まで(最大1,100円)。光の契約者がLIBMO契約者の三親等以内の親族であれば別名義でも適用されます。「LIBMO×CATVセット割」も同額ですが、こちらは同一住所であることが必須です。どちらも音声SIMのみが対象で、申し込みが必要です(自動適用ではありません)。データシェアは2020年11月で新規受付を終了しています。
出典: LIBMO公式
J:COMモバイル円で引く家族割はありませんが、J:COMは「データ盛」という容量を増やす方式を採っています。J:COMのTV・NET・固定電話・でんきのいずれかを契約していると、1GB→5GB、5GB→10GB、10GB→20GB、20GB→30GB、50GB→60GBに増量され、これが家族全員(最大5回線)に常時適用されます。期間限定ではなく対象サービスの契約が続く限り続き、申し込みも不要です。ただしJ:COMサービスの契約住所と携帯契約者の本人確認書類の住所が同一であることが条件で、WiMAXは対象サービスに含まれません。実質的に「J:COMを使っている家庭だけが安くなる」設計です。
出典: J:COMモバイル公式
HISモバイル家族割はありません。かつての「超ファミリー割」は公式に終了と明記されています。さらにデータシェアも公式に否定されており(「1つのプランに付き、SIMは1枚になります」)、1契約を家族で分け合うこともできません。家族の人数分だけ別々に契約し、そのつど事務手数料がかかります。そのぶん1人あたりの単価がもともと安いプラン設計で勝負しているブランドです。
出典: HISモバイル公式
日本通信SIM家族割・複数回線割引・データシェアのいずれも公式サイトに記載がありません。家族の人数分をそれぞれ契約する形になります。当サイトの実質月額ランキングで上位常連のブランドで、割引で安く見せるのではなく単価そのものが安い設計です。家族全員分を合計しても、家族割のある他社より安くなるケースが多くなります。
出典: 日本通信SIM公式
2026年7月21日に、全16ブランドの公式サイト・公式FAQ・提供条件書(PDF)を1件ずつ確認しました。 比較サイトやブログは根拠にしていません。表の各行から公式ページへリンクしています。公式に記載が確認できなかった項目は推測で埋めず、「—」または本文で「確認できず」と記載しています。 料金・条件は変更されることがあるため、申し込み前には必ず各社公式でご確認ください。
なお当サイトは、家族割・光セット割のような条件つきの割引を実質月額には反映していません。 全員が条件を満たすわけではない割引を織り込むと、ランキングが実態から離れるためです (中立方針)。